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それが鷹の道

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2005年 09月 08日

こんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)

[9/7のホークス]対バファローズ 第18回戦 (大阪ドーム)
  バファローズ 13-6 ホークス 

5点のリードを守りきれず 和巳、開幕からの連勝は15でストップ
鷹投手陣、目も当てられぬ大炎上 13失点で惨敗
痛い連敗でマリーンズとはまたも4ゲーム差 

大阪ドームから帰ってきました…
今日、ドームに足を運んだ目的はただ一つ。
和巳の歴史的な偉業、開幕16連勝のプロ野球新記録の達成の時を、
この目で見るためでした。
そして私が見たのは、確かにある意味歴史的瞬間ではありました。
しかし、連勝ストップという意味の歴史的瞬間だとは予想していませんでした…

24年ぶりの大記録更新はならず。
前半は和巳の勝利を信じて疑わない、疑いようがない展開だったのですが、
5回からとんでもない展開になってしまいました…



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こんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)_b0040114_0554796.jpgこんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)_b0040114_056518.jpg
斉藤和巳JPという両先発。
大記録達成の舞台にふさわしい、好投手同士の力の入った投げ合いになると
私は予想していました。

しかし、私が球場入りするといきなりホークスがチャンスを迎えていました。
初回、1アウト2塁のチャンス。
ここで松中がセンターへのタイムリーで早々と1点先取!

こんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)_b0040114_056145.jpgこんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)_b0040114_0572714.jpg
続く2回表には、1アウト1・2塁のチャンスから
的場がレフトへ2点タイムリー2塁打!
2アウト後、今度は川崎がセンターへのタイムリーでさらに1点追加。
早くもここで4点のリード!

こんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)_b0040114_0591362.jpgさらには3回表。
今日もファーストでスタメンの
城島が、レフトへ21号ソロホームラン!
JPを早々と攻略して、序盤で5点のリードを奪いました。

もう早々と勝ちは見えた。和巳の新記録は間違いない。
誰もがそう思った事でしょう。
事実、和巳は3回まではノーヒットの快投。
4回裏に塩崎に初ヒットは許しましたが、後続を抑えて無失点。
全く危なげない投球だったのです。

ところが、何があるかわからないのが野球。
5回裏。
この回先頭の谷から北川、牧田と立て続けにヒットを許し、
1点を返されました。
ここでバファローズは早くも代打、それもとっておきの切り札であったはずの
ガルシアを起用。
そしてこれまたレフト前のタイムリーで1点追加。
4連打で5-2と追い上げます。

村松、平野は打ち取ってようやく2アウトにこぎつけますが、1・3塁。
このまま切り抜けるかなと思いきや、塩崎にもヒットを許し、さらに1点。
この回から急にボールが先行するようになった和巳。
何度も3ボールになる苦しいピッチング。
4回までと同じ投手が投げているとは思えませんでした。
そしてブランボーに、ここまで与えていなかったフォアボールをついに許して満塁。

こんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)_b0040114_133767.jpgライト席からの声援が俄然大きくなってきた中、打席には5番阿部真宏
打球は1・2塁間抜ける2点タイムリーとなり、ついに5-5の同点…
打者一巡の猛攻。
4回まで1安打に抑えていた和巳が、この回だけで6安打打たれました…

こんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)_b0040114_142779.jpgそして6回裏。
1アウトから牧田にデッドボールを与えた後、
途中から出ていた下山のレフト線へのタイムリー2塁打で、
ついにバファローズに勝ち越しを許してしまいました…

こんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)_b0040114_151853.jpgそして続く的山に四球を与えて、ついに投手交代。
和巳、まさか、まさかの降板。
ベンチへ引き揚げていく姿が、何とも切ない…


それでもまだここで食い止められていたら、
後の攻撃に期待が持てたのです。
マウンドにはフェリシアーノ
すかさず、バファローズは代打・水口起用。

こんなはずではなかった…(9/7 Bs-H観戦記)_b0040114_110419.jpgそして目を疑う場面が…
打球はレフトへの3ランホームラン。
今季、ここまでホームランわずか1本の水口がまさかの一発。
9-5と一気に引き離されてしまいました…
ガルシア、下山、水口と選手起用が当たりまくり。
仰木マジック、恐るべし…

すっかり意気消沈してしまいましたが、
それでもまだ同点に追いつけば、とりあえず和巳の連勝記録はつながる。
そんな淡い期待を持ちつつ観戦を続けました。
4回以降はずっとチャンスを生かせなかったホークスでしたが、
8回表、松中の2塁打をきっかけにチャンスを掴み、
カブレラのショートゴロでようやく1点返しました。
3点差。まだ望みはある…

しかしその裏、最後の望みは打ち砕かれました。
この回、マウンドに登った松本が打ち込まれ、
1アウト1・3塁から阿部真宏の2点タイムリー2塁打が出たところで、
私は席を立ちました。
怒りと絶望の入り混じった気持ちを持って…

結局、その後も2点を失い、
9回表も無得点に終わって試合終了…
和巳は負け投手となり、開幕連勝記録は15でストップ。
もちろん、その事も非常に残念なのですが、
今日が関西エリアでのホークス最終戦だったというのに、
何とも締まらない終わり方だったのが悲しい…

4回までと5回以降で、展開が一気に変わった試合でした。
和巳の後を受けたリリーフ陣も打ち込まれ、
打線も立ち直ったJPの前に4回以降は点を取れず、
一度相手に傾いた流れを戻せないまま終わった感じですね。

和田と和巳で1試合も勝てないとは、全く予想さえもしてませんでした。
何とか次のイーグルス戦で、この嫌な雰囲気を払拭してもらいたいものです。

by takanomichi | 2005-09-08 01:07 | プロ野球観戦記2005


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