それが鷹の道

soretaka.exblog.jp
ブログトップ
2005年 12月 17日

とにかく悲しい話

一昨日の木曜日、帰宅してテレビをつけると、いきなりニュース速報が表示されました。
見た瞬間に言葉を失うようなニュースでした。
「オリックス・バファローズ前監督 仰木彬氏が死去」

「嘘だろう!? ついこの間まで監督してたじゃないか…」
あまりに突然の訃報に接し、ショックを受けました。
今シーズン終了後、体調面の不安を理由に監督を勇退された事は知ってましたが、
まさかそこまで体調が悪かったとは…

翌日になって、新聞を読んでみると、
仰木さんはずっとガンとの闘いを続けていたという記事が出ていました。

'94年には既に肺ガンの手術を受けていたといいます。
'94年といえば、最初にオリックスの監督に就任した年。
それからは病魔と闘い続けながら、監督業を務めておられたのですね。



そして今年、近鉄との合併球団となったオリックスの監督に再度就任。
「このチームをまとめられるのは、近鉄・オリックスをともに熟知した
仰木さん以外にない」という事で監督就任を要請された事と思います。
そして恐らくは、仰木さんご本人もそう考えたのではないでしょうか。

しかしながら一方で、'03年に2度目のガン手術を受け、
抗ガン剤の治療を受けていたといいます。
そんな体の大きな不安を抱え、ましてや70歳という年齢で、
激務である事はわかっているはずの監督を引き受けようなんて…
もし私が仰木さんの立場だったら(って、この例え自体に無理があるのですが)、
監督を引き受けていないでしょう。
この事だけでも、本当に頭が下がります。

そして今シーズン通して監督業を務め上げ勇退。
その直後にこんな事になるなんて…
まさに最後まで野球に命を捧げたといえます。
ここまでの事ができる人間って、そうはいませんよね。

今シーズン、バファローズの応援団が流していたチャンステーマ。
ホークス以外のチームの応援歌では、私の好きな曲の一つです。
それはこんな歌詞です。

 ここで 立ち向かえ 戦士達 
 悲しみ乗り越え 突き進め
 真紅と 蒼の魂を 炎と燃やして攻めろ

この「悲しみ」とは、言うまでもなく球団合併の事です。
そして、また一つ、乗り越えなくてはならない悲しみが
できてしまいましたね…

オリックスの監督としても、もちろん球史に名を残す仰木さんですが、
近鉄での監督時代にも、あの「10.19」や、その翌年のリーグ優勝など
名場面を見せてきました。
球団合併で近鉄バファローズは今は無く、
そして仰木さんが亡くなった事で、
近鉄バファローズを象徴する大きな存在の一人が
いなくなったような気がします…
こういう面でも本当に悲しい事です。

b0040114_757245.jpg見た目ははっきり言ってちょっといかつい感じでも、
インタビューなどで聞くその話しぶりは、
優しく気さくな感じでした。
時々こんな写真を
「どこかの組長みたい」
と言って当ブログのネタにさせて頂いてましたが。
(仰木さん、すみません…)


何度も大阪ドームやスカイマークスタジアムで見てきたこの姿も、
もう見る事はできない…
そう思うと、また悲しみがこみあげてきます。

プロ野球ファンの一人として、心よりご冥福をお祈りします。
仰木さん、本当にお疲れ様でした。
どうぞ安らかに…

by takanomichi | 2005-12-17 07:52 | プロ野球一般


<< 契約更改の話      今年の流行りな話 >>