2005年 12月 18日

契約更改の話

シーズンオフのお決まりの話題の一つに「契約更改」がありますが、
当ブログでは、あまり契約更改の事を取り上げる事はありませんでした。
取り上げたとしても、あの選手はいくら上がって(下がって)、
これは高いと思うとか、低いと思うとかいう取り上げ方は、
してこなかったつもりです。

しかし、そんな私でも今日はちょっと契約更改の話を取り上げてみたいと思います。
今週はリリーフ陣を中心とした投手陣の契約更改が相次ぎましたが、
新しいソフトバンク球団になって、ちょっとこれまでと違うのでは?
と思う事があります。

といっても単純な言い方ですが…
何かずいぶん羽振りが良くなったように思えるんですよねえ。

三瀬 4000万円 → 5200万円(1200万円アップ)
馬原 1900万円 → 5000万円(3100万円アップ)
星野は1度保留したものの、今日の2度目の交渉で、
6500万円 → 7200万円(700万円アップ)でサインしています。

三瀬は開幕当初は素晴らしい働きで、ハイペースでセーブを重ねました。
馬原は、三瀬に代わって抑えにまわり、新・守護神の座をものにしました。
星野も開幕5連勝など、春先の活躍は素晴らしかったです。

しかし、この3名とも厳しい言い方をすれば
シーズン通して活躍できなかったのも事実です。
それを考えると、ずいぶん大幅なアップになったなあという言い方も
できると思います。

確かに調子の良かった時期は、3名ともその時期にホークスが白星を
積み重ねるのに大きく貢献した事は事実です。
その意味では、球団は不調な時期のマイナス点よりも、
好調時のプラス点に重きを置いて評価をしたと言えます。

このあたりの捉え方は、人によってまちまちだと思いますが、
一つ言えるのは、経営難に苦しんだ昨年までのダイエー球団なら、
こういう大幅アップはなかったのではないか、という事です。
こんなとこにも、資金力豊富なソフトバンク効果が表れているのでしょうね。

好調な時期に勝利に貢献できても、不調な時期があれば
プラスマイナスゼロになり、それ相当の評価しかされない…
それでは選手のモチベーションは下がってしまうので、
一時期のものであっても、プラス面はプラス面として正当に評価する。
こういう考えは良い事だとは思いますが、
実際にシーズン通して活躍した選手との不均衡が出ないように、
などといった難しい面も持っているでしょうね。

いろいろ意見や感想が出そうな3投手の契約更改とは対照的に、
この2人は文句無しの大幅アップでしょう。

まず1人は吉武
1900万円 → 5200万円(3300万円アップ)

シーズン通して、セットアッパーとして、なんと61試合に登板。
8試合連続ホールドの日本新記録や、初のオールスター出場も果たすなど、
見事な働きぶり。
もはや当然の大幅アップと言えるでしょうね。

もう1人は宮地
3000万円 → 7000万円(4000万円アップ)

ライオンズの3番を張っていたこともある選手が、
一昨年オフに戦力外通告を受け、ホークスの入団テストに合格し、
年俸1000万円からスタートした選手が、
2年でここまで登りつめました。
初の規定打席到達で打率.311をマーク。
こちらも吉武同様、初のオールスター出場も決めました。
リストラの星として、世のお父さん世代に希望を与え続けてきた宮地。
これまた大幅アップは必然の事と思います。

しかし、そんな景気のいい話の裏で、こんな厳しい事実も…
吉田修司は6000万円 → 2400万円、ダウン率はなんと60%
という厳しい契約条件での契約となりました。
華やかな面だけでなく、こういう面もあるのがプロ野球…

しかし、一度戦力外通告を受けていた吉田にとっては、
条件は悪くとも現役でい続けられる事になったのは、
まだ幸運だったと言えましょう。
宮地とはちょっとケースが異なりますが、
厳しい現実に遭っている吉田。
今度は吉田が、世のお父さんに希望を与える番です。

by takanomichi | 2005-12-18 00:05 | Hawks


<< メリークリスマスな話と再出発の話      とにかく悲しい話 >>